子どもに聞かれてはいけないことを話すとき
例えば、学校の先生の話や人の良くない噂など。
まだ子どもが小さい頃は、旦那さんと二人でその人のイニシャルを使って話したりしていましたがもう子どもも大きくなってそうもいかないので、人の噂話が減ってきたように感じます。

人の噂話は話さなくても別に困らないし、
話さないでいれば忘れてしまうものが多いですね。

それでも『小耳に挟む』と言う言葉があるように
意外なことを子どもが知っていたりします。

この間も旦那さんに
『えーっと、あれなんだっけ?ホラ、ホラ、あれ!』
なーんて言ってると、『◯◯でしょ!』なんて横から子どもが携帯をいじりながら答えたりします。
そんな時、私が話しかけていた当の旦那さんはなんの話なのかわからないのか、はじめから聞いていないのか?
ホケーッとしています。

恐ろしや!子どもの地獄耳。

またその時の呆れたような言い方、
なんだか馬鹿にされたような感じがします。

そうです。
子どもはなんでも聞いています。
『うるせ〜な〜』とか言うくせに
全部聞いてる。
そして、わかってる。

彼が幼稚園の頃、幼児教室へ通っていました。
某有名私立学校専門の個人塾で、怖〜いおばあちゃんの先生でした。

先生は子どもを通して家庭での躾、親子関係、
すべてお見通しです。
教室の帰りに先生に呼ばれて泣いているママを
何度か見かけました。
しまいにはパパまで呼び出しを食らっていたのには、
さすがにビビりました。

その先生に私も一度だけ呼び出されたことがあります。

お教室に子どもを預けママたちはお茶をしに駅前の喫茶店へ。お稽古が終わるころお迎えに行きます。先生に丁寧なご挨拶をして子どもたちがお行儀よく出てきました。

あれ?先生が誰かを探しています。

『益田さん、ちょっと残って。』
ドキーーーッ! ついに来たーー!
奥の部屋へ呼ばれました。

『おうちで何かありました?』

『いえ、別に。。』

『何でもないのによしやくんがお稽古中に泣き出しましたよ。何かあったでしょ、』

『あっ、主人が網膜剥離で目の手術をしまして、
入院していますが二週間で退院します。』

『あーーそれだわ、
あなたね、そのことをちゃんとよしやくんに
説明していないでしょう。』

『えっと、簡単に話しました。』

『簡単て………』
めちゃ嫌な顔をされました。
『あなたね、子どもだからといっていい加減なことをしてはいけませんよ!子どもだってちゃんと知りたいのです。子どもだからこそちゃんとした説明をしてあげなくちゃダメでしょう!不安なんですよ!パパがいなくて!』
まんまと見透かされ、叱られました。

別に重い病気でもないし、旦那さん本人も『塾で忙しいから、お見舞いも来なくていいよ。二週間で帰れるし。』と言ってくれていたので、軽く考えていて子供にも大雑把な説明しかしていませんでした。

だけど………

『いつもいるはずのパパがいない。』
『今日も帰ってこない。』
きっと中途半端な私の説明に不安な毎日だったのでしょう。
そして、急に悲しい思いが溢れて涙が出てしまったのでしょう。

可哀想なことをしたととても反省しました。
帰りの電車の中で小さな息子にわかりやすく
病気の内容と手術をしたこと、どれくらいで回復して、
いつごろ帰ってくるのかを丁寧に話したことを覚えています。

それから子どもたちには、何でもきちんと話すようにしています。そして、大きくなってからはこちらの話を何でも聞かれているし、わかっていると思うようにしています。
…実際そうです。

子どもの心はいつでもオープン。
小さくてもアンテナを張り巡らしてしっかり様子を見ています。今だって、携帯をいじりながらもしっかり聞いている。話しかけるとウザがりながらもしっかり考えています。

逆に『子どもにこんな話をしてもまだ無理、わからない。』なんて思っていたら大間違い。
ちゃんとした意見がツボを突いて返ってきたりします。
ドタバタしている大人の世界を冷静に見ていて、ごもっともな答えを出してくれちゃうのです。

子どもの方が世間の常識やマナーなんかも大人よりちゃんとわきまえていることもあります。

子どもは大人と違ってしがらみがなく、素直に受け入れ答えるだけ。子どもの心はとてもシンプルです。
そして、子どもの心はいつだってオープンなのです。

大人になろうとする思春期に子ども扱いせず、こちらが普通に家族の一員としてもっと頼ってみたら、向こうも本来のオープンハートで答えてくれるでしょう。

そして、そんな時期に大人に大切に扱われたら、
大人になってもオープンハートのままでいられるのかもしれませんね(。•ᴗ•。)♡